過去人脈をフル活用。
受注率を上げるリスト作成と
メール配信のコツ
- 商談・アプローチ
- メール配信
- 営業向け
営業活動のオンライン化が急速に進む中、これまでの経験や手法を活かせず、新規案件の獲得に苦戦した方も多いのではないでしょうか。
そんな状況下でこそ価値を発揮するのが、過去に交換した名刺。きっかけとなるメールの配信を起点に既存の人脈から案件創出や受注率アップを実現できます。
効率的なメール配信のポイントは3つ。
適切なターゲット設定、魅力的なメール作成、送付後の分析と改善です。
本記事では上記ポイントを、Sansanの「メール配信機能」でできること併せてご紹介します。
営業やマーケティング、企画職のユーザーに特におすすめです。
蓄積された名刺データを配信リストに利用し、さらなる成果を目指しましょう。
▼ 目次
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過去の人脈を活かす、適切なターゲット設定
メール配信において過去の人脈を最大限活用するには、まず適切な配信ターゲットの設定が重要。
送付相手の企業特性やタイミングを見極めた上でメールを送り分けることで、読み流しや配信拒否の防止にもつながります。
以下にターゲット設定に役立つポイントをいくつかご紹介します。-
役職で絞り込む
役職情報からは「相手がどの目線で仕事をしているのか」を推定することができます。マネジメント層と現場層でニーズは異なるので、それぞれにマッチした案内が効果的です。
例えばメルマガ配信をする場合、送り先が部長以上であれば事業計画や経営リスクに関する内容を、現場のプレイヤーであれば日々の業務効率化に関する内容を盛り込むことで、役立つ情報が載っていると感じてもらえます。 -
決算月で絞り込む
せっかくプランを提案したのに、「もう次期の予算は決まっているからアップグレードは無理だよ」と断られてしまった……そんな経験はありませんか?
例えば3月末決算の企業は、予算を組むのが10月〜11月頃と言われています。その時期に提案できる企業へピンポイントで提案することで、受注率は大幅にアップします。 -
業種で絞り込む
業種別のニーズに沿ってメールを送り分けることで、受注率アップを期待できます。
また、ある業種の有効求人倍率が上がっていることを察知した際に、業界全体の売上が伸びていると予測し、ピンポイントでメール配信するアプローチも有効。
同業他社の事例を併せて送付するとさらに効果的です。
Sansanを使えば、これらのポイントを踏まえた送付リストが簡単に作成できます。
すぐに実践できる、2つの方法を以下にご紹介します。-
詳細検索機能を利用したリスト作成
「詳細検索」機能を利用することで、特定条件に沿ったリスト作成が可能です。
「役職」など名刺上の情報はもちろん、詳細検索の「業種・規模」や「会社キーワード」から、企業特性を切り口にターゲットを絞り込むことができます。
「その他の項目」ではコンタクト日など名刺に紐づくあらゆる情報をもとに条件設定が可能です。上記のような条件で抽出した名刺に対しては、目印としてタグを付けておきましょう。検索条件が分かるようなタグを付けておくことで、手間をかけることなく適切なタイミングで相手に合った内容のメールを配信できます。
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リスト作成機能を利用する
名刺交換が頻繁に行われたり異動が多い相手の場合は、「リスト作成」機能を使うと便利です。
複数のユーザが持つ同じ名刺を一人の人物としてまとめてリスト化できるので、最新情報への更新が簡単に完了します。
作成しておくと、年賀状やお歳暮など「送付頻度は高くないが大人数に一斉に送りたい」というシーンで役に立ちます。
>> リスト作成の方法
>> リストからの一括配信手順
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「読んでもらえる」魅力的なメールを作成
メールは相手に読んでもらえて、初めて価値を発揮します。
ここで活用したいのはHTMLメール。テキストメールとは違い、デザインの自由度が高いのが大きな特徴です。読みやすく、視覚に訴えることができるので、訴求したい内容やメリットをより分かりやすく伝えられます。-
HTMLメールビルダー機能で、メール作成も簡単
Sansanのメール作成画面にあるエディターを使えば、専門知識がない方でも直感的な操作で魅力的なメールを作成できます。
コーディングができる担当者にわざわざ作成を依頼したり、自分で調べながら時間をかけてHTMLメールを作成したりする必要はありません。
>> HTMLメールの送付手順
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送った後が重要。分析して次の一手を
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配信結果の分析もSansan上で完結
Sansanのメール配信機能を利用すると、以下を確認することができます。
他のMAツールを併用せずとも、Sansan上で数値分析まで完結できるので効率的です。-
配信単位の配信ステータス
件名ごとに、下書き/配信予約中/配信済み のステータスが分かります。
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宛先ごとの配信ステータス
メール1件ごとに、配信総数/到達/開封/リンククリック/不達/未開封/未クリック の件数が分かります。
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リンククリックごとの配信ステータス
受け取り手がメール内でクリックしたURLを「クリック結果詳細」で確認できます。
※利用には管理者による設定が必要です
例えば宛先ごとの配信ステータスでは、メルマガの開封率を比較することで効果的な件名や送付ターゲットを検証し、メルマガ施策のPDCAを回すことができます。
リンククリックごとの配信ステータスでは、新商品紹介の案内メールを送付した際、相手がどの商品に興味を持ちアクセスしたかが分かります。
>> メール配信のステータス確認方法はこちら -
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次の一手へつなげる
配信後は、ステータスごとの数値を確認しましょう。内容や送付先の母数によって数値は左右しますが、例えば以下の観点でチェックすることで次回の配信内容を工夫し、さらなる効果を目指すことができます。
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不達メールがある場合
ディスク容量不足やサーバー設定エラーが発生していないか、自社のネットワークの問題がないか
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未開封数が多い場合
メールの件名に訴求性があるか、自社からのメール配信頻度が多すぎないか
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クリックされたURLに差がある場合
本文内に記載したURLの位置や数が適切か、送付先のニーズに合った案内か
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効果的なメール配信で受注率アップへ
複雑なMAツールや専門知識がなくても、Sansanを上手に使ってスピーディーにPDCAを回すことができます。過去のデータとSansanのメール配信機能の合わせ技で、適切かつ効率的な提案を実現しましょう。
不測の事態で新たな人脈作りができないときこそ、今まで交換してきた名刺をフル活用し、大きな成果を生むチャンスなのです。
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