世界シェアNo.1のMA HubSpotとSansanを連携させる
クラウド名刺管理サービスSansanはAPIによってさまざまなサービスと連携可能ですが、その中でも連携ニーズが多いのがマーケティングオートメーション(以降、MA)との連携です。
本記事では全世界で多くの利用ユーザーがいる、HubSpotとの連携を紹介します。
※現在最新の連携プラグインが公開されています。ぜひこちらよりご確認ください。(2020年11月27日追記)
HubSpot社
HubSpot社は全世界で約4万社の顧客を持たれており、マーケティング~セールス~カスタマーサービスなど、広い守備範囲を持つ複数のプロダクトを提供されています。2016年2月に日本法人が設立されて以来日本での顧客数を伸ばしつつあります。今回はHubSpot社の製品のうちMarketing HubとSansanとの連携を紹介します。
HubSpot連携でできること
Sansan – HubSpot連携できるのは以下の2つです。
- リードデーターのエンリッチメント
- HubSpotに新しいコンタクトを追加する
1. はHubSpot上にあるコンタクト(リードのこと、主にメールアドレス)をキーにSansanの情報を検索し、該当する名刺データがあればそれを返し、コンタクトの付加情報をリッチ化します。
2. はSansan上で新たにデータ化された名刺情報があれば、HubSpotにそれを同期しHubSpotのコンタクト(リード)として登録します。これはZapierで提供されているSansanとHubSpotのアダプターを使えば簡単に実装ができますが、HubSpotが提供するWebhook機能を用いれば(プログラム次第で)より柔軟な連携をさせることも可能です。
Google Cloud Platformを使った連携の具体例
1,2の具体的な方法はHubSpot様が運営されている以下のブログに詳細に記載されています。連携にあたってはコーディングが必要になりますが、Google Cloud Platform上で動くPythonのサンプルコードも公開されていますので、そちらを参考にされると良いかと思います。
【HubSpot公式日本語ブログ】SansanとHubSpotの連携の仕方
SansanのAPI Key
HubSpotとの連携を行うにあたってはSansanのAPI Keyが必要です。API KeyはSansanの名刺データを参照する時の認証情報で、Sansan上でユーザー毎に発行します。このAPI KeyをHubSpotとの連携プログラムに記載することでSansan上の名刺データを参照できるようになります。
API Keyは[API連携] の権限を持つユーザのみ発行可能です。詳しくはSansanのヘルプページ「API を利用して他システムと連携する」をご参照ください。
API KeyはSansanの名刺のアクセス権限を引き継ぎます。例えばあなたのSansanアカウントで役員の名刺が閲覧できない場合、あなたが発行したAPI KeyをHubSpotの連携プログラムに記載すれば、HubSpotからも役員の名刺を検索することはできません。
Sansan上の全名刺データをHubSpot側でも検索したい場合は、Sansan上で全名刺データを閲覧可能なアカウントでAPI Keyを発行してください。
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