sansan
社名
ディーピーティー株式会社
事業内容
アウトソーシング事業、スマート農業事業
創業
1989年1月
PROFILE
N.T さん
エンジニアリング事業部 営業1課 主任
S.M さん
アウトソーシング事業部 営業1課 係長
M.W さん
メディア事業部 営業1課
エンジニアリング事業部 営業1課の主任としてご活躍されているN.T様。前職ではSFAを扱う会社で営業職を経験され、常に「現場目線でのDX化」を意識されてきました。現職では、属人的な業務管理で情報共有が少なく、さらに複数のシステムが混在し、情報の所在も曖昧な環境に直面。入社翌日から「この状況を何とかしなければ」という強い思いで、営業業務のDX化に取り組まれています。
Sansanの社内推進にも尽力されており、ご自身の役割にとどまらず、必要なことは自ら積極的に訴え、行動に移す姿勢が印象的です。趣味はランニング。日々のリズムを整えながら、地道に改善を重ねていくスタンスは、業務でも趣味でも共通しているようです。
人ではなく、顧客課題を見る営業へ

N.Tさん:当社は製造業への人材派遣を行う「アウトソーシング事業」や、ブルーカラー専門求人サイト『ジョブコンプラス』の企画運営を行う「メディア事業」、エンジニア派遣や企業から技術開発を受託する「エンジニアリング事業」と 3 つの事業を中心にサービスを展開しております。
それ以外にも人工知能研究やスマート農業にも積極的に取り組んでおり、自社製品の開発・販売もおこなっており、総合人材サービス業として、人財に関する様々な分野に取り組んでおります。

属人化とアナログ管理に感じていた“違和感”

N.Tさん:営業業務の属人化により、情報共有がうまくできていないことが長年の課題でした。私自身も入社時、前任者からの引き継ぎが不十分で、お客様にご迷惑をおかけした経験があります。
特に名刺管理は完全に属人化しており、社員がそれぞれ個別に管理していました。何か知りたいことがあれば先輩に聞くしかなく、先輩も忙しいため、そもそも情報を得る機会すら限られていました。結果としてお客様に自信を持って提案できず、機会損失につながっていたと感じます。
他の業務はデジタル化が進んでいるのに、名刺管理だけが手作業という状況にも強い違和感がありました。全社で名刺情報を共有し、資産として活用できる仕組みが必要だと痛感し、Sansanの導入価値を強く実感しました。

「営業の再現性」を高めるためのSansan導入

N.Tさん:最初はSansan以外の名刺管理サービスも比較していましたが、「単に名刺を整理するだけでは意味がない」と感じ、最終的には「売り上げ拡大につながるかどうか」という視点で選びました。結果として、最も納得できたのがSansanでした。
導入を検討していた際、Sansanの営業担当の方がDPTの新拠点・福岡を例に、企業DBを使った提案をしてくださり、「新拠点では名刺管理がより重要になる」と説明を受けたとき、「営業はこう組み立てるのか」と大きな気づきがありました。
その提案はベテランだけでなく若手にも再現可能で、「営業に再現性がある」と確信できたことが導入の決め手となりました。
ネームバリューもありましたが、何より「売り上げ拡大につながる」と実感できた点が大きかったです。
Sansanの導入効果を強く実感したのは、あるお客様とのやり取りです。受託案件を獲得したお客様を訪問した際、Sansanの企業DBを活用することで、その企業が東京にも拠点を持っていることがすぐに把握できました。そこで東京支社のご担当者を紹介いただき、DPTの東京支社へ引き継いだ結果、新たな派遣契約に結びついたという実績があります。
この案件はもともとエンジニア事業部が獲得したものでしたが、Sansanにより情報を可視化・共有できたことで、他部署の営業にもつなげることができました。Sansanがなければ部門内で完結していた可能性が高く、展開の発想自体も生まれなかったと思います。
従来は部署間・支社間での情報共有が難しい部分もありましたが、Sansanの導入によって、その壁が着実に解消されつつあると実感しています。

点の営業から“面の営業”へ、
そして組織で動く営業へ

M.Wさん:営業のやり方が本当に変わったなと感じています。導入前は、いわゆる“点の営業”だったんです。
例えば、1つ1つの拠点に対して、とにかく真面目に、愚直にアプローチしていくという感じで、毎回ゼロからのスタートというか、局所的な動きしかできていませんでした。
でも、Sansanを導入してからは、その営業のスタイルが“面”に変化したんです。
例えば、ある企業に対して1つの部門を起点にアプローチを始めたら、そこから関連するグループ会社や他の部署にも展開できるチャンスが見えるようになって。
「この会社とつながったなら、次はこことここも狙える」というふうに、全体を俯瞰して広げていく営業ができるようになりました。
まさに、“点が面になった”という実感があります。

共通言語としてのSansan、若手育成にも有効、
営業の“見える化”が自信につながる

N.Tさん:営業の育成という意味では、Sansanは今や“共通言語”になっています。私も新人にはまずSansanの見方を教えるところから始めています。企業DBを使って、名刺交換できていない企業を抽出し、エリア別にターゲットを絞って営業するのが基本の流れです。
以前は経験者の感覚に頼る面が大きく、若手が営業のコツをつかむのに時間がかかっていました。今ではSansanを使って企業との関係性や接点を視覚的に把握でき、営業戦略を立てやすくなりました。
拠点マップで名刺交換状況が見えるため、「この部署を攻めよう」といった具体的な指示が出しやすくなり、感覚ではなくデータに基づいて話せる環境が整ってきたと感じています。

S.Mさん:今年も新入社員が入ってきましたが、最初に教えたのが「Sansanの使い方」でした。営業をやるなら必須のツールだと考えているので、まずそこから指導を始めています。
実際に新入社員は、毎日ログインして企業情報を調べ、それをもとに営業活動を行なっています。今では私より使いこなしているかもしれません(笑)。
育成では、Sansan Labsの5分で読める決算説明やAI営業ロールプレイングも活用しています。企業情報がセグメントごとに整理されており、「どこを重点的に攻めるか」が新人にも明確に伝えられます。
育成にかかる時間も短縮され、情報をもとに自らトークスクリプトを作成し、現場で柔軟に対応できる人材が育っていると感じています。

名刺を管理するためじゃない。
売り上げをつくるために、Sansanを入れたんです
売り上げという“結果”につながった導入効果

N.Tさん:Sansan導入でまず実感したのは、ターゲットリスト作成や上長のチェックにかかる時間が大幅に削減され、本来注力すべき営業活動に多くの時間を割けるようになったことです。
私自身の売り上げだけでも導入コストは十分に回収できており、社内全体で見れば費用対効果は非常に高いと感じています。業務効率と成果の両面で改善が見られ、合理的な投資だったと確信しています。
私たちがSansanを導入した目的は「売り上げを伸ばすこと」であり、名刺管理はその手段にすぎません。複数サービスを比較した中で、最も売り上げにつながると判断できたのがSansanでした。

S.Mさん:当社は営業担当者が多く、全国に拠点もあるため、名刺の管理が個人単位で行われ、情報の属人化が課題になっていました。
特に営業担当が退職した際、その人が持っていた顧客情報を再確認するには膨大な労力がかかり、「誰が担当だったのか」「過去に誰と商談していたのか」といった基本情報すら、1から調べ直す必要がありました。
結果として、営業活動よりも過去情報の確認に多くの時間を割かざるを得ず、1件の調査に1時間以上かかることもありました。情報が見つからなければ、提案もできず、成果も出ないという非効率な状態に陥っていたのです。
こうした状況を経験する中で、名刺はもはや個人が抱え込むものではなく、会社全体で活用すべき「組織の武器」として一元管理されるべきだと強く実感しています。
Sansanは、営業にとってもはや名刺管理にとどまらず、会社の財産にもなる営業の基盤だと思っています。
かつては、“できる営業マン”が感覚で売るというスタイルが主流でしたが、そうした時代は終わりつつあります。これからは、会社全体での底上げが必要で、そのためには生成AIやDXの活用が不可欠です。営業も、以前のような肌感覚ではなく、収集した情報をどう活用するか──つまり戦略が問われる時代になっています。
「情報を持っているか」ではなく、「どう使うか」で営業担当者の価値が決まる。私は、それがこれからの営業のトレンドだと考えています。

Sansanは“売れる仕組み”の入り口。
これからは、それを全社でどう活かすか

S.Mさん:Sansanの機能はまだすべて使いこなせていませんが、それだけ奥が深く、これからの営業にとって必要不可欠なツールだと感じています。名刺は個人のものではなく会社の財産であり、Sansanはその情報を整理・共有し、戦略的に活用する仕組みを提供してくれます。
「売れる営業マンだけが数字をつくる」時代は終わり、今後は組織全体の底上げが求められます。そのためには、DX化や生成AIの活用が不可欠です。営業も肌感覚ではなく、情報に基づいた戦略的なアプローチが主流になってきています。
Sansanは“売れる仕組み”の入り口として、今後の営業の中核を担う存在だと実感しています。

N.Tさん:Sansanを導入して最も実感しているのは、ターゲットリストの作成や上長のチェックにかかる時間が大幅に短縮されたことです。
その分、本来注力すべき営業活動にしっかり時間を使えるようになったのは大きな成果です。
また、事前に企業情報や過去の名刺交換履歴を把握できるため、初回訪問でも打ち解けやすく、話を深めやすくなりました。
お客様のニーズに早く迫れるようになり、「どのように自社サービスを紹介すべきか」といった本質的な対話に短時間で到達できるようになっています。
営業のやり方自体が確実に変わってきていると感じています。

M.Wさん:正直に申し上げると、私はもともとデジタル機器が得意ではありません。
ですが、Sansanは非常にシンプルで直感的に使えるため、すぐに使いこなせましたし、後輩への指導もしやすかったです。
現在は事業部単位でフル活用しており、私が特によく使っているのは「訪問ルートメーカー」です。名刺交換履歴から営業先の周辺企業を把握し、効率的な訪問計画が立てられるようになりました。
また、「企業グループ検索」の機能も非常に有用です。いきなり大手企業にアプローチするのは難しくても、関連会社など小さな入り口から関係性を広げていく中で、営業の重点が明確になります。
こうした流れを自然につくるのは、Sansanの大きな強みだと感じています。

S.Mさん:チーム全体のモチベーションは高く、特に印象的なのは、2年目の社員がAIを積極的に活用し、その姿を新入社員が自然に真似していくという良い循環が生まれていることです。営業のスタイル自体が変わりつつあり、今はもうトレンドが変化していると感じます。
Sansanを活用することで、顧客ごとに合わせた提案や資料の準備がしやすくなり、「よく調査されていますね」とお客様から声をかけていただくことも増えました。情報収集の時間は想像より短く、必要な情報を効率的に得られるため、以前より時間の余裕も生まれています。それでいて営業成績も向上しており、短時間で成果を上げられる環境が整ってきたと感じています。
Sansanを導入して本当に良かったと、はっきり言えます。

編集後記

自社の営業DXの必要性を強く感じ、Sansanをご導入いただいたN.T様。初めてお会いした際には「なかなか活用の浸透が難しい」とお悩みを口にされていましたが、わずか1年足らずでSansanの機能をフル活用され、成果にしっかりとコミットされている姿に、担当として大きな刺激をいただきました。今では顧客様同士の交流イベントの中でも、他社様から「Sansan Labs(AI)を使いこなしているなんてすごい」と称賛されるほどの活用の先駆者に。特に、「うちは大手じゃないから……」とご不安を抱えている方にとって、N.T様の取り組みは大きな勇気を与えるものになっていると感じています。今後のさらなるご活用と営業成果の広がりを、心から楽しみにしております。

カスタマーサクセス部 坂本

※ ページ上の各種情報は2025年6月時点のものです。
社名
ディーピーティー株式会社
事業内容
アウトソーシング事業、スマート農業事業
創業
1989年1月
この企業と同じ
従業員規模 1000〜4999名の事例
X