メール集客の基本と成功のコツ。
Sansanのおすすめ機能も紹介
- リードナーチャリング
- メール配信
- 営業向け
- マーケ向け
メール配信は、セミナーやイベントなどの重要な集客方法の1つです。
一般社団法人日本ビジネスメール協会が発表している「ビジネスメール実態調査2023」によると、仕事上のコミュニケーション手段について「メール」と答えた方は98.35%にのぼります。このように、多くのビジネスパーソンが日々メールに触れているため、集客手法としての有用性は高いといえます。
しかし、いざ実施するとなると成果の振り返り方がわからず、なかなか効果が改善できないという方も少なくないでしょう。そこで今回は、メール集客の基本として「見るべき指標」と「成功のコツ」のほか、メール集客に使えるSansanの機能をご紹介します。
出典:一般社団法人日本ビジネスメール協会 「ビジネスメール実態調査2023」
(https://businessmail.or.jp/research/2023-result/)
▼ 目次
見るべき指標とその意味
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開封率
開封率とは、メールが受信者によって開封された割合のこと。メールの件名や、配信タイミングが適切かどうかを分析する際に用いられることが多い指標です。
開封率が低い場合は、件名が受信者の関心を引くものになっていないため見落とされている、もしくは受信者がメールを確認するタイミングを逃しているといった可能性があります。
計算式:メールが開封された回数 ÷ 配信数 × 100(%) -
CTR(Click Through Rate)
CTRはクリック率とも呼ばれ、メールが開封された回数に対して、メール内のリンクがどれだけクリックされたかの割合を示す指標です。
CTRが低い場合、メールの本文が適切でない場合が想定されます。また、タイトルとメール文面の内容に乖離があると、CTRが低くなってしまうケースもあります。
計算式:クリック数 ÷ 配信数 × 100(%) -
CVR(Conversion Rate)
メール配信によって実現したい最終成果のことを、CVといいます。例えば、セミナーや商品購入の申込み、サービス登録などがこれに該当します。CVRとは、どれだけCVが発生したかを示す指標になります。
また、CVRは①配信されたメール全体の効果を示すのに用いられるほか、②LP(ランディングページの略称で、受信者が申し込みや登録といったアクションを行うページのこと)の効果検証にも用いられます。
①配信されたメール全体の効果を示したい場合
計算式:コンバージョン数 ÷ 配信数 × 100(%)
②LPを分析したい場合
計算式:コンバージョン数 ÷ クリック数 × 100(%)
メール集客を成功させるコツ
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ターゲットニーズを捉える
メール集客でまず重要なのは、ターゲットのニーズを捉えることです。どのような部署に所属しているか、どのような役職に就いているのか、年齢はいくつくらいなのかなど、可能な限り細かな情報を調査あるいは想像し、ペルソナ(具体的なユーザー像)を作りましょう。
次に、作成したペルソナのニーズや課題感を深掘りし、それを基に訴求内容を決定します。
訴求内容が決まったら、ペルソナに当てはまる配信対象が実際にどれだけいるかを確認し、部署や役職などでセグメントの上、配信しましょう。 -
件名は目を引く表現に
件名には、ターゲットの興味を引くような表現やキャッチフレーズを使い、開封してもらう工夫を施しましょう。また、文字数は15〜20文字程度に抑えるのが得策です。さらに、ターゲットの目に付くように冒頭部分を【】や「」といった記号で囲み目立たせるのも効果的とされています。
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文面にメリハリを持たせる
せっかくメールを開いてもらっても、文面が冗長だとターゲットは離脱してしまう可能性があります。メリハリのあるシンプルな文面を心掛けましょう。また、テキストメールではなくHTMLメールを活用すれば、画像や動画の挿入に加え、テキストのサイズや色をカスタマイズ可能。文面にメリハリを持たせることができるのでおすすめです。
>テキストメール文面のテンプレート集
>HTMLメールのテンプレート集
※上記いずれのテンプレートもSansanでご利用可能です -
リストを最新の状態に保つ
また、常に配信リストを最新の状態に保っておくことも大切です。メンテナンスを怠ると、送信リストに退職済みの方や異動した方が含まれてしまう可能性があります。こうしたリストにメールを送り続けると、エラーや迷惑メール扱いされる確率が高くなるので、注意が必要です。
メール集客に使えるSansanの機能
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メール一括配信
Sansanに蓄積された名刺情報を利用し、複数の連絡先に一括でメールを配信する機能です。全社員の過去の人脈を活用することで、メール配信の効果を高めることができます。
>メール一括配信
>過去人脈をフル活用。受注率を上げるリスト作成とメール配信のコツ -
One to Oneメール
One to Oneメールとは、名刺の所有者を差し出し人名として配信するSansanならではの機能です。一般的なメールマガジンとは異なり、実際は配信先が複数あったとしても、送り先にとっては営業担当者から個別にメールが送られたように見せることができます。
開封率の高いOne to Oneメールは、休眠顧客へのアプローチなどに効果的です。
>休眠顧客へのアプローチは、One to Oneメールで
>必ずチェック!メール配信の注意点
効果最大化は日々の改善から
メールはセミナーやイベントなどの集客手段として有用な手段ですが、ただ闇雲に配信していては、その効果を最大化できません。見るべき指標やコツなどの基本的な知識を抑え、改善を積み重ねていくことが大切です。
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